蓮華寺 歴史物語

由緒・歴史

第一章・二章:姫髪山に宿る仏縁

延暦二十二年(804年)、遣唐使として唐へ渡り、恵果阿闍梨より真言密教の正統を継承した空海は、帰国の途につく際、密教を広めるにふさわしい地を求め、自らの意志で三鈷と数珠を東の空へと高く投じました。

その数珠は、はるか海を越えて阿岐国(安芸国)姫髪山の老檜に見事に懸かりました。

後にこの地を訪れた空海は、自らが投じた数珠が懸かる檜を目の当たりにし、『こここそが仏法を広めるべき聖地である』と確信。山容が八葉の蓮華に似ていることから、この地を八葉山名峰院蓮華寺と名付けたのです。

森の光

姫髪山の森に差し込む木漏れ日

第三章:栄枯盛衰

鳥籠山城主・阿曾沼氏の祈願所として栄えた蓮華寺でしたが、戦国時代の戦火により一度は焼失してしまいます。しかし、人々の信仰の火は消えることなく、幾度もの困難を乗り越え再興への道を歩みました。

古いお寺

かつての繁栄を物語る伽藍の面影

第四章:祈りの灯火

昭和四年、真教僧都によって再び建立された現在の蓮華寺。山道には四国八十八ヶ所の石仏が配置され、山麓と奥の院を繋ぐ「祈りの道」として、今も訪れる人々の心を癒やし続けています。

石仏

参道に佇む石仏

終章:時を越える祈り

空海の祈りから始まったこの地は、人々の想いによって守られてきました。蓮華寺は今も、歴史の波を越え、希望の象徴として輝いています。

参拝案内

【開門時間】
午前9時 ~ 午後4時

【御祈祷・御朱印】
随時受け付けております。お気軽にお声がけください。

アクセス

八葉山名峰院蓮華寺

広島県広島市安芸区中野
(JR山陽本線 安芸中野駅より徒歩圏内)